今度は企業の採用担当者の立場で考えてみましょう。
採用面談日時を突然、リスケしてくる応募者がいたとします。しかもこれが2度目です。
あなたならどうしますか?
面談の約束を守れない人にあなたは重要な仕事を任せられますか。
社内事情で退社時間の見込みが立てられない職場も問題ですが、そうした事情があるのであれば休日面談に応じてくれる求人を当たりましょう。
面談の約束をしたということは、先方の時間を拘束していることでもありますので慎重な対応が望まれます。
求人サイトで時々こんな求人を見ませんか?
・「幹部人材を募集します!」
・「社長の右腕を募集!」
こうした求人には以下の点を留意しましょう。
・「幹部人材を募集します!」求人
→幹部人材とは、具体的なポスト、権限は?
一般的には企業幹部とは取締役、執行役員、支店長、部門長などです。
幹部人材の求人でも実際の受け取った内定通知書のポスト欄には「係長」と記載されている例は多いです。
・「社長の右腕を募集!」求人
→社長の右腕求人には特に注意が必要です。こうした求人の要求水準は相当高いです。
想定されるケース
1 社員規模が100人を超えてきた会社のケース
2 幹部人材が退社して組織に穴が空いた会社のケース
3 人材が定着しない職場
4 社長の人事方針に一貫性がない。
→だから幹部人材が育たない。外から中途採用
1 社員規模が100人を超えてくる段階の企業
社員が100人までは社長1人で全体を掌握できる規模です。
これが子会社を設立したり、新規事業を拡げて行ったりと社員数が100人を超えてくると社長1人では会社全体を
掌握するには限界がきます。こうした状況で社内に人材が育っていない企業から、中途採用として外部から社長
の右腕人材の募集があります。
2 何らかの事情で幹部人材が退社して組織に穴が空いて会社のケース
これは欠員の補充の求人になります。前任者の引き継ぎなのでやるべきことは明確なので、実績を残すことは可能です。
右腕とは具体的なポスト、権限は?
→社長の右腕とは専務もしくは常務取締役で代表権を有する取締役が当てはまりますので、そうなるまでには相応の
時間が掛かります。中途採用で最初からそのような待遇で迎えられる例は稀です。
また、スキル以上に社長との相性が重要です。これは数回の面談、会食では推し量れません。
こうした不確定要素があるので、要注意求人とした理由です。